二の腕って乾燥でぷつぷつなるもんですか?

冬の乾燥対策は大変です。乾燥したまま放っておくと、カサつくだけじゃなく、場所によってはなんとなくゴワつく感じがしてとてもイヤです。でも一度そうなってしまうと、一晩保湿して寝たら翌朝、はいオッケー、という状態になかなか戻りません。軟派なボディークリームなんてそもそも全然ダメですし、KIEHL'S のクレム・ド・コールは保湿力が高くて好きだけど、油くさいし、ゴワつき、ザラつきには効きません。

そういうときは皮膚科に行くか、医薬品のクリームですね。ということで、今年は「フェルゼア レチノバイタル」というのを使ってみておりました。

ferzea.JPGこれが私には驚くほどよく効きまして、一晩でとぅるとぅるに戻りました。30gで1100円って、わりとお高いですが、広い範囲に塗るものでもなく、毎日使わなくても良いので、まあよろしいかと。

そして買ってから知ったのですが、これ、売り方的には、よくCMで見かけた「ザラプロ」の競合商品なんですね。正直なところ、CMで言われているような悩みはまったく無く、二の腕のザラザラ、ぷつぷつも無いので、本当にそれに効くの?と言われると、それが乾燥によるものなら効くんじゃないかな……と言えるぐらい。

ただ、多分なのですが、いわゆる「二の腕のぷつぷつ」で悩んでる人の多くは「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」と言われる症状(?)なんじゃないですかね。高校時代の同級生にも悩んでいる子がいました。で、それにはちょっと効かなそうなんですけど……。薬品に詳しいわけではないので細かくは言及できませんが。

有効成分を見ると、「フェルゼア レチノバイタル」も「ザラプロ」も、尿素、トコフェロール酸エステル、グリチルリチン酸二カリウムあたりは同じ。というか、わりと普通の保湿クリームっぽい内容。さらに、フェルゼアのほうは「レチノバイタル」の名前から分かるように、レチノール(ビタミンA油)が含まれてる。レチノールが流行り始めてからもうずいぶんとたつけれど、やっぱりレチノールは効くのかねえ……と改めて思いました。

「ザラプロ」を使ってみていないので、効果の比較はできませんが、「ザラプロ」は、そのCMから「二の腕のぷつぷつの薬」というイメージしかなく、まったく自分には関係のないものになってしまっていたんです。

でも実は、私が使ってみて「良い!」と思った「フェルゼア レチノバイタル」の競合商品で、「フェルゼア レチノバイタル」のほうもサイトを見ると、しっかり二の腕オシ。

なんかちょっともやもやするね〜。サイトの「適応症」のところ見ると、「さめ肌、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、手指のあれ」とのこと(老人の……というのがちょっと引っかかるわ……)。

「ザラプロ」のほうも製品添付の説明書PDFを見てみると、「さめ肌、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手指の荒れ、小児の乾燥性皮ふ、老人の乾皮症」とのこと(老人の……)。

つまり乾燥で鮫肌っぽくなっているぷつぷつに効くってことだよね、やっぱり(それでもザラついたりゴワついたりする感じで、ぷつぷつにはなかなかならないがするけど)。

で、思うのが、「二の腕ってそんなん、なるん?」ということ。どちらかっていうと太ももとかじゃないかな(女性にしか分からないと思うけど)。調べたわけじゃないからはっきり言い切れないけど、二の腕のぷつぷつに悩んでいる人は、さっきも書いた毛孔性苔癬のほうが多そうな気がする。でも、自分が二の腕に特に悩みが無いので本当のところが分からない!

ということで、私が言えるのは「フェルゼア レチノバイタル」は、太もも付近が乾燥でザラついたり、ひじ&ひざとか足首周りとか、その他乾燥で肌がゴワついてる気がする……という悩みがある人には持ってこいのクリームかと思います。それには効きます。お肌がゴワつくのイヤですもんね。

# たぶん、ちょっと、二の腕マーケティングが気に入らなかっただけだ。