旅で覚えた英語の話

海外に行くと、知っている語彙...というか咄嗟に出てくる表現で何とか切り抜けるのが常。でも残念なことに咄嗟に出せる表現はさほど多くはなく、無駄に難しい単語とか知っててテストでは高得点が取れるけど、会話中に自然に出せる瞬発力や運用力は無い、残念な日本人の典型です。

旅先では、1人もしくは英語があまりできない人同士でいると必死でしゃべるわけですが、英語ができる人と一緒にいるとその人に任せてしまう。以前は、それだといかんな〜と思っていたのだけど、その会話を一生懸命聞いているとリスニングの訓練にはなるし、何より、「そこはそういうふうに答えるのかなるほど」というのがわかって勉強になって結構良い。今回もいくつか φ(. . )メモメモ...と思ったことがあったけれど、特に記憶に残ったのが次の2つ。

■ チャージは charge と言わない

サンフランシスコの Walgreens で、現在留学中の友人に教えてもらって念願の Clipper Card(Suicaみたいなやつ)を手に入れたとき、友人がついでに「$10チャージして」みたいに店員さんに言ってくれました。そのとき "charge" を使っていた気がするのだけど、いまいち店員さんの反応がにぶく、何度も聞き直されて、すっきりスムーズな感じではなかった。

その時点では何となく、英語では charge って言わないのかな〜、と思っただけで終わったのだけど、さて今度は自分でチャージというときに「そういえば charge じゃイマイチ通じないんだっけ」と思って咄嗟に "Could you add $20 to my Clipper Card?" とレジのお兄さんに言ってみたら、サクッと完了。

ただ、この場面でチャージ以外ないっしょ、という状況だと思うので、add で正しかったのがどうかもよくわからない。この後、Clipperの公式サイトではどう表現してるんだろう、と調べてみた。

 → Use Clipper - Ways to Add Value

うむ、add value って使われてるな。と確認。

で、今日、Twitterで向こうに住んでいる人に質問してみたところ、「addで正解。最後にプリーズつけたら完ぺきだよ」と教えてくれた。よかった。

■ バーなどでの open/close a tab という表現

ハワイに着いた日の夜、@yariemonさんのライブを聴きに Dragon Upstairs というお店に行ったのですが、そこで最初に、cover charge が $10 だよー、で、ビールが$◯だよー(忘れた)って言われて、カードでもいい?って聞いたら、そこから初めてのやり取りが。つまり、一杯ずつ払う(日本で言うキャシュ・オン的な?)か、カード渡して最後にしめるか、というやり取りだったのだけど、最初よくわからなくて確認したら、ちゃんと説明してくれたので理解はできた。

でも細かい表現がイマイチ聞き取れなかった。なのでここでも英語で再現できないのだけど、確か "Do you want to pay for this? Or ......◯△×☆♨...?" みたいな(笑)。

そうか、よく考えたら、海外で1人でバー的なところに入ったのは初めてだった。こういう文化があるのか。と知る。

その翌々日、@yariemon さんが Satomi さんを迎えに行くのについて行った際、そのお店で1杯ごちそうになり、じゃあ帰りましょうかとなったとき、@yariemon さんが "Could you close a tab?" みたいなことを。

実際にはそのときちゃんと聞き取れず、「今何て言ったんですか?」って聞いて教えてもらったのですが。(^_^;) で、「close・a・tab だよ」という具合。

なんで tab なの? と聞くと、バーなんかではこういう言い方をするのだそうです。初日に Dragon で最初のやり取りがわからなかったという話をしていたので、「だから Dragon でも、1杯ずつ払う?tab開く?みたいに聞かれたでしょ?」って言われて、ああ!そんな感じだった、とようやく理解。確かに後半の ◯△×☆♨ の部分、"...keep a tab open?" みたいな感じだった。

英◯◯ on the WEB に載ってないよー。

些細な表現1つに説明が長くなりましたが、エピソードごと覚えておくと忘れないので。もう check とか bill という単語が出てこなくても不安にならないよ。

02sierranevada.JPG以上、今回の旅で特に思い出に残っている英語の表現2つでした。

前の職場でも(英語できる人が多いので)アドバイスをもらったりしたけれど、「とりあえず場数を踏んで訓練するしかない」とのことで、ちびちび実践中(ただ、決して英語がうまくなっているわけではなく、恥が無くなっただけのような気もしています)。